なぜ縦長構造の壁掛け金具が良いのか?

地震の時に有利で、壁への負担を少なくするのは縦長構造です。
一般的に、壁掛け金具の縦幅(上下)の長さが長い方が、壁への負担が軽くなり突発的な地震などの際に有利に働きます。
当店で取り扱う金具は、他の金具に比べ縦幅が長いものが多いのが特徴です!

どうして縦長構造が有利なのか?

突発的な地震などの時に壁掛け金具は、「壁から離れようとする力」「重力による下に落ちる力」とで、 図の矢印のような力が働きます。この力を「回転モーメント」といいます。


この 回転モーメントは、「てこの原理」に置き換えられます。


なぜ「てこの原理」に置き換えられるのか?


地震などの時、本来壁から離れようとする力は①と②で同じはずですが、
常に重力が働いている②の部分がどうしても支点となりやすい事が理由です。





横幅が長い方が、突発的な地震等の際に
壁への負担を少なくして
有利に働くことがわかります!



回転モーメントが強く働くアーム式金具

以上の内容の証拠というわけではありませんが、回転モーメントが強く働くアーム式の金具などの場合には、金具の縦幅が長い設計になっているものが多い事がこの事実を物語っています。



より安心・安全! 薄型構造


金具の厚みも「てこの原理」に関与します。
金具が厚くせり出している構造にはより強く力が働くため、 薄型構造が有利です。




金具のせり出しが薄い方が、突発的な
地震等の際に壁への負担を少なくして
有利に働くことがわかります!



結論!



テレビ壁掛け金具は、 縦長薄型構造の物が 壁への負担を軽くして有利になります!



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*1 : 壁掛け金具が縦長・薄型構造であれば万能であるという事ではなく、比較的に壁への負担が軽くなるということを表しています。
*2 : 壁掛け金具の構造が縦長&薄型でも、もともと取付けに向かない壁構造(石膏ボードだけの壁や土壁、泥壁など)には取付けられませんのでご注意ください。



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